洗車後、拭き取りの時にザラザラした感じや、茶色いツブが固着していたり等の経験はありませんか?車の保管場所や駐車場の近辺に、鉄道や鉄工所などがあると、かなりの確立で塗装に重度の鉄粉被害を受けます。

放置しておくと、サビの強力な酸化還元反応で塗装面を侵食していくだけでは無く、ザラザラした表面で汚れを留めやすくなり、WAXやコーティング剤の持ちも悪くなってしまいます。(ワイパーブレードの寿命も・・・・)

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鉄粉の除去の方法は、物理的にそぎ落とす方法(粘土やコンパウンド・ペーパー)とケミカルで化学反応させて除去(酸性クリーナーやチオグリコール酸アンモニウム水溶液での酸化還元)。

どちらの作業方も利点と欠点があるので、どちらを使用するかは、車の状態と維持環境を考えて選ぶ。ネンド等の物理的除去は塗装へキズやクスミを入れやすいので、鉄粉の付着要因が多い車への頻繁な使用には向かない(駐車場が駅の近くなど)。鉄粉除去剤は使用量によっては、高コストと作業時間を必要とする(一部のカラーと無クリアー層の車には不可)。

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今回は、ケミカルを使用した。季節や温度で、薬剤の反応より乾燥が速い場合は、キッチンペーパーなどで湿布すると、液剤が無駄にならずにしっかりと鉄粉除去ができる。鉄粉被害でお悩みの方は一度お試しあれ。