日産スカイライン370GT 磨きとコーティング作業終了   一年前に日産ディーラーでの「5years coat」が施されていたお車。しかし、この370GTの塗装は「スクラッチシールド」塗装。わざわざ弾力を持たせた柔らかい塗装に、薄いが硬いガラス質の「5years coat」を施す日産ディーラーの意味がよく分からない。(恐らく、ディーラーの人間も分かっていないであろう)

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元々、スクラッチシールドの塗装は磨きにくい!というか大変なのだ!しかし、ある程度の研磨を入れないと、デポジットや陥没クレーターが発生した「5years coat」被膜は落とせない。

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薄い洗車キズやキズの様に見える溝は、スクラッチシールド塗装の復元力で消えてくれる。だが、塗装の磨きによる微細なキズは殆ど復元してくれない。色んな技法を駆使して、磨き傷が入らないようにスクラッチシールド塗装を磨くのだが、前述の劣化した「5years coat」被膜が非常に厄介だ。

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スクラッチシールド塗装を綺麗に磨くのには技がいる。そしてヘンテコリンなコート層を綺麗に剥がすのも技がいる。同じ車種、同じ塗装でも一台毎に塗装の傷みも程度も違うもの。殆どオーダーメイドの世界。

オーナーさまより、「塗装の厚みを極力減らしたく無い」とのご依頼を最優先しつつも、全体が美しくなるように磨き上げ、スクラッチシールドに適したコーティング剤「PC-X S7」を施して完成。仕上がりを喜んで頂けたのがなりよりでした。

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最近、電話でのお問い合わせで多いのが、「値段はいくら?」、「安くならない?」と聞かれること。程度の良い新車であれば、大体の金額をお答えできるのですが、経年車の場合は現車を見せて頂かない限り、ご返答がむずかしい。^^; 是非一度、お気軽にお見積りに来て頂けると嬉しいです。