最近、夜明け前は30度を下回ってくれて、本当ありがたい。
それでも暑くて寝ておれず・・・早朝から頑張っております。(笑)

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劣化が激しく、チョーキングをおこしている塗装面。映りこみ以前に、光沢や艶は殆ど無い状態。

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磨きを入れる前には、最終的な仕上がりの状態をイメージしてから研磨を入れていく。

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ただ単にポリッシャーで磨き、なんとなく「こんな風に仕上がりました」では、仕上がりはバラつき、車全体としての美しさの統一が取れない。また、闇雲に鏡面仕上げを求め過ぎると、アッという間に塗装の厚みは失われ、磨いた後の耐久性は無くなってしまいます。(磨きの美しさと、失くして行く塗装の厚みのバランスを考えていない磨き業者は多い。)

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殆ど何も映り込まない程に劣化している、クリアー層が無いホワイトのソリッド色。ウエスで拭くだけで、粉状の劣化した塗装が白く着いてきます。

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この様な塗装は非常に柔らかく、磨きを入れるとドンドン削れていくので、何処まで追うのかを見極めるのも腕の内。臆病すぎると劣化皮膜を残してしまい、塗装のボケが残ってしまう。逆に、やり過ぎると下地が出てしまう。

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(遊びでカメラのピントを少しズラすと、よく見る超鏡面仕上げ画像に・・・。殆どの磨き屋さんはオートフォーカスで撮影するので、ご自身も気が付かない内に「オレすげぇ!」と思ってしまう。 笑)

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車全体の艶や光沢を揃えつつ、劣化した塗装の映りこみを揃えながら磨き上げていっております。

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傷んだ塗装になにかしら手を入れれば、現状よりも艶や光沢を出すことは難しいことではない。しかし、その後のお車の維持を考えると、安易で間違ったポリッシングは、その後の塗装を余計に傷めてしまう。本当は車の磨きは奥が深く難しい。