ヘッドライト磨き 黄ばみや白濁・ハードコート層の剥がれ等など、購入より数年経過したお車の樹脂製ヘッドライトカバーに纏わる、ご相談やご依頼は一日数件以上あります。

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酷い物になると、樹脂そのものまで劣化してしまい、真っ白になっている物もある。(雨の日や、街灯の無い道ではまともに前も見えないのでは?)

ヘッドライト磨き02.jpgヘッドライトの磨きも、車の磨き(塗装)と同じく、技術や経験が重要。車種やメーカーによる樹脂の性質の違いや、ハードコートの質などで磨き方や処理の仕方も大きく異なる。ヘッドライトレンズカバーの劣化状態も、軽い黄ばみから樹脂そのものがガサガサに劣化した物まで大きく違う。ネット等で時々目にするDIYで「金属磨き用のコンパウンドで磨いて綺麗になる。」と言うのは、あくまで軽く表面が汚れている程度のモノしか効き目がない。(それも後々劣化が進みやすくなる。)

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ヘッドライトレンズカバーを磨いた後に必須のヘッドライトカバー表面への再コート。この削り落としたり、薄くなったハードコート層の代わりとなるコート剤が本当に大事。このコートがいい加減なモノだと、数ヶ月もすると再び元の木阿弥で、またすぐにヘッドライトは黄ばんだり白濁してしまう。

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6年程試行錯誤を重ね、粘度の違うコーティング剤を数種類重ね塗りする事で、非常に長期の耐久性を持たせる事が出来るようになった。時々、「どんなモノを施工するのか?」とお客様のフリをした同業者より探りを入れられるが、こればっかりは言えない。(笑)

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表面のハードコート層が剥げ落ち、ポリカーボネイト樹脂がガサガサになってしまっている物では、作業時間は一灯で3時間以上かかる事もある。

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ボロボロガサガサになった表面を、均一に磨き直してやれば、再び透明なヘッドライトに。納車時のお客様の驚きやお喜びが何よりの報酬。

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紫外線や、強いアルカリ洗剤での洗車で黄ばんでしまったヘッドライトも、適切に磨きを入れていけば美しく生き返る。販売ディーラーへ「なんとかならないか?」とお持ち込みされたり、カー用品店でのヘッドライト磨きを試されたそうなのですが、ヘッドライトの交換を勧められたり(高価)、下手な施工で逆にハードコート層がマダラに剥されてしまっただけで、よけいに見栄えが悪くなっていたことが多い・・・。

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DIYや、他店でヘッドライトカバーの磨きをやって、余計に酷くなってしまってからウチへお持込頂く事が最近増えた。オーナーさんがDIYで、ご自分の車を自分でいじって失敗するのは、ある意味仕方が無い。困るのは、カーディーラーをはじめ、カー用品店やガソリンスタンド等でのヘッドライト磨きの質の悪さ!。樹脂そのものに深い磨きキズが入っていたり、ハードコート層を部分的に剥してムラにしてしまっている。(ハードコートを施された、透明なポリカーボネイト樹脂の磨きを舐めているのだ。)

本来、低料金のコースでやれる程度のヘッドライトが、6~7工程以上の研磨作業が必要な工賃に・・・。そんなご依頼が、此処のところ増えております。お客様にとっては工賃の上昇、作業する方にしてみれば、要らぬ手間!。特にウチでは、車磨きやガラスコーティングご依頼のお車のヘッドライトレンズカバー磨きは、なんと「無料」!なので、余計に(ノ∇`;)アチャ~と・・・(笑)。
くりかえしますが、ヘッドライトカバーの磨きも、塗装研磨同様に技術と経験の積み重ねが必要なのです。